うつ病などの精神障害をお持ち方は起きてからもぼーっとしている事が多く、アクセルトライおおたに来られる利用者の方も、最初のうちは気力が充実せず、なかなか通所が難しい事が多いです。
週5日を毎日決まった時間に起きて出社し、1日働くという事は世間的には当たり前とは言いつつも精神障害を持つ方にとっては難しい事なのです。社会的な使命を帯びない生活はどんどん生活リズムを狂わせてしまいます。
そこで1日を元気よく活動できるようするための4つの習慣を取り上げてみました。
①朝起きたら太陽光を浴びる
太陽を浴びる事で交感神経が刺激され、脳が覚醒状態に入ります。また、感情をコントロールするセロトニン神経が反応してセロトニンの分泌が活性化されます。これにより幸福感を得やすくなり、うつ病の治療や予防にも効果を発揮します。
②朝食をしっかり摂る
睡眠後は通常10時間近く何も飲み食いをしていない状態で栄養不足の状態にあります。これを朝食によって1日の活動に必要なエネルギーを蓄えます。また、食事の際に顎を動かし歯で食べ物を噛み砕くため、脳の覚醒へと繋がります。ただし、体調が悪く食欲がない時は無理にその時に食べず、病院での診察を受け医師の指示に従うようにしてください。
③DHAを摂る
魚を食べると頭がよくなる事を歌った某天国という歌がありますが、魚の脂肪酸に含まれる必須脂肪酸『ドコサヘキサエン酸』(以下DHA)が脳の記憶学習機能を向上させます。この記憶学習機能をつかさどる『海馬』と呼ばれる部分にはDHAが他の器官よりも多く含まれているため、DHAを摂取する事でこの機能が向上する事になります。
また、DHAは脳神経系の発育や機能維持に欠かさない栄養素となっており、ボケ防止にも役立ちます。(ここでは長文になるため、専門的な解説は省略しますが)白身、赤身より青い魚の油に多く含まれるため、DHAを摂取するには鮮度の高いマグロ(トロ)、養殖マダイ、ブリ、サバ、養殖ハマチを積極的に食べると良いでしょう。魚が苦手だったり、普段魚を食べる習慣がないようであればサプリで補うのも手です。(はっきりとした副作用は確認されていないようですが、過剰摂取には十分注意してください。)
④毎日決まった時間に決まった事をする習慣をつくる
いわゆるルーチンワークというものを自分でつくってしまいます。以前の記事『人前で緊張した時に使える7つのリラックス法』でもご紹介していますが、いつもやっている事を儀式的に取り入れる方法を利用する事で脳を集中モードに切り替える時間をつくります。通所のための準備段階として、まずは決まった時間に食事をとって決まった時間に散歩をしてみるといったように意図的に集中する時間をつくるよう心がけてみてください。
いかがでしたか?よく聞くような当たり前の事もあるかと思いますが、よく聞くだけにそれだけ確立された方法でもあります。日々の習慣づけによって体を元気にしていく、これを今日から実践してみてくださいね。
アクセルトライおおたでは生活リズムが乱れていて毎日の通所が難しいという方のための個別支援計画を実施しています。週1日からの通所も大歓迎です。まずはお気軽にこちらからご相談ください。
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