就労移行支援事業所に通う利用者の中では、みるみるうちに生活リズムが改善されて仕事に必要なスキルを伸ばしていく人とそうでない人に分かれます。そうでない人の中には「自分には才能がないから」と嘆く人もいます。もちろん障害の特性上、長時間同じ事をし続ける事が極端に苦手だったり対人関係の仕事に向かないというのはありますが、そんなハンディキャップがある中でも成長する人は自分の適性を見つけ、どんどんスキルを習得していっています。
ここで成長する人・しない人の違いには「愚直」「謙虚」「行動」の3点があります。これは私が普段お世話になっている社会人向けの起業塾を開いている方が話していた言葉です。「起業に向く人の条件は、愚直、謙虚、行動の3つ。起業に向かない人は、愚直にやれない、素直じゃない、謙虚さがない、行動できないということになります。本気で起業しようと思ったら、あきらめることなくやり続けること。動いている過程でうまくいかなかったことは失敗ではありません。次への改善提案です。このことだけは忘れないでください。」これは起業したい人向けに話している言葉ですが、将来就労・復職(リワーク)を目指す障害者にも同じ事が言えるのではないかと思います。
現代の精神医学に認知行動療法が取り入れられているように「考え方」が重要というのはこれまでの記事でも紹介しました通りです。認知が歪んでいると、物事を素直に受け取れず捻くれた考え方をするようになります。中には無意識のうちに駆け引きをして相手を出し抜いたり利用してやろうと考える人もいます。その考え方では自分を成長させる事はできませんし、何より自分を幸せにする事ができません。
一般就労を目指す障害者は基本的にはこれまで病院での生活や引きこもりだった人がほとんどで、社会の常識が分かりません。当然就労移行支援事業所でのプログラムにおいて分からない事だらけだったり、グループワークにおいて上手くいかない事ばかりです。でもその時にはスタッフや他の利用者が教えてくれたり応援してくれます。その教えや応援を素直に受け取り、正直に実践しようとするかの意識でその後の成長度合いが変わってきます。
上記の言葉に「動いている過程でうまくいかなかったことは失敗ではありません。次への改善提案です。」とあります通り、できなかったらそれを次に活かせばいいのです。よく「自分を変えたい」と就労移行支援事業所の利用を希望してくる人がいますが、人から教えてもらった事について「でも自分は◯◯だから」と決めつけてしまうのはせっかくの自分を変える事を避けてしまっています。
自分を変えて成長させたいなら「愚直」「謙虚」「行動」の3点を意識してみてくださいね。
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