近年、20代でのうつ病発症が増えており、うつ病が原因で休職や離職する方が少なくありません。
周りの友人たちが就職して働き続けている姿をみると、自分が甘えているように感じてしまって焦ってしまったり、無理してしまってさらに体調を崩してしまうことがあります。
しかしうつ病には十分な休息が必要で、焦らずに治療を続けることが必要です。
そのため20代でよくみられるうつ病の特徴を掴みながら、自分にあった就労・復職の方法に取り組むことが大事でしょう。
ここでは20代におけるうつ病の特徴をご紹介しながら、どのように就労・復職に取り組んでいくべきかお伝えしていきます。
目次
20代におけるうつ病発症の特徴
うつ病は心の病気ではなく脳の働きが弱まることによって発症する病気です。ただしその発症の原因となるきっかけには、人間関係や環境の変化などによるストレスが大きいと考えられています。
20代は学生時代から就職、結婚など、さまざまなライフイベントがある年代であると言えます。
学生時代には就職先など自身の将来について深く考えるようになり、在学中において就職に向けた活動が盛んになります。それまでとは違った行動や考え方が必要となりますので、大きなストレスを感じる場面も多いでしょう。
就職を果たすと上司や先輩から、業務についての指導や教育を受けることになります。あこがれていた仕事であっても、理想と現実の違いを感じることも少なくありません。人間関係も学生時代とはまったく違うことに気付くのではないでしょうか。
20代中盤あたりになってくると、職場で後輩もでき、仕事で結果を求められるようになります。うまく休日を取ることができなくなるようなことも多くなるかもしれません。
20代後半あたりになってくれば、結婚する人が多くなってきます。
もちろん幸せなことではありますが、家庭を持つことによって大きな責任が必要となりますから、将来に対する不安を感じることもあるでしょう。
このような環境の変化がそのままストレスとなってしまい、息詰まってうつ病を発症させてしまうということが多くなってしまうのです。
20代に多くみられるうつ病の傾向
近年、20代で発症するうつ病の中には、それまでのうつ病とは特徴が異なる「非定型うつ病」が多くなっています。
非定型うつ病とは、『新型うつ病』などと呼ばれることもあるもので、一般的なうつ病のような決まった形で症状が現れないものを言います。
例えば仕事には行けないのに、遊びには行けるといった症状が現れることがあります。
仕事で大きなストレスを感じてしまい、朝になると職場に行こうとするのですが、どうしても出勤することが出来なくなってしまいます。
でも仕事以外になるとうつ病の症状が現れなくなりますので、普段と同じように遊びに行くことや外出することもできるのです。
このような症状によって、「だらけている」「甘え」「仮病」などと上司や先輩、同僚から誤解されるようなことも起きてしまいます。
そのような誤解から、さらに職場に行けなくなってしまうことがあります。無理して働くことによって、症状を悪化させてしまうことも少なくありません。
うつ病では十分な休息と、焦らず治療に取り組むことが大事です。まずはメンタルクリニックや心療内科などで専門治療を受けるようにします。
20代にうつ病で休職・離職した方の就労・復職の方法
うつ病から復帰して就労や復職を目指すのであれば、そのきっかけとなったストレスを自覚し、その対処法を身につけておく必要があります。
どのような場面でストレスを感じてしまうのかを知ることによって、うまくそのストレスを回避できるようになり、うまくつき合っていくことができるようになるのです。
20代でうつ病を発症させてしまい休職や離職した方の多くに、焦って復帰してさらに症状を悪化させてしまった、というものがあります。
確かに友人たちや同世代の人たちをみると、せっせと働いてキャリアを着実に積んでいるかもしれません。
そのため焦ってしまったり、辛さを我慢したり、無理をしてしまう気持ちは分からなくはありません。
しかしうつ病は何も自分自身の甘えによるものや、気分によるものではなく、脳の神経伝達物質の働きが弱まっていることが原因です。
しっかりと治療に励みながら、適切な方法で再就職や復職を目指さねばならないのです。
焦らず治療に取り組むには、治療に取り組んでいる期間も、今後の自分にとって大事な時間であると認識することが大事です。
新たな自分に気付けることができる期間であると考えれば、今後の可能性を見出すことができるでしょう。
20代でうつ病から復職支援を活用して就労・復職するには
うつ病によって休職や離職した方であれば、『医療機関』や『東京障害者職業センター』が提供している復職支援や、『就労移行支援事業所』の復職支援を活用することをおすすめします。
精神科や心療内科、あるいは障害者職業センターであれば、病気の治療に取り組みながらプログラムを受けることができたり、医療機関と連携を図りながら取り組むことができます。
就労移行支援事業所においては、うつ病をはじめとして、さまざまな病気を抱えた方に対して、就労や復職の支援を行っています。
これらの復職支援は「企業で働きたい」「また仕事を再開したい」という方に対して、働き始めるために必要なスキルを学ぶことができる場所となっています。
職場で働き続けることができるように職業訓練を受けることができ、能力やスキルを高めながら自分自身にあった仕事を探すことも可能です。
うつ病からの就労・復職に就労移行支援事業所を利用するメリット
就労移行支援事業所を利用するメリットは、目的を持って行動することができるということです。
うつ病での治療中においては、なかなか自宅から外出することができなかったかもしれません。生活リズムも乱れがちになっていることも珍しいことではありません。
しかし就労移行支援事業所を利用すると、定期的に事業所に通う必要があります。
生活リズムの構築と共に、「就労・復職を目指している」という自信やモチベーションアップにも繋がります。
また事業所での職業訓練は、実際の仕事を想定していますので、かなり実践的な内容となっています。
さらに続けていくためのアドバイスも受けることができますから、自分なりに工夫して取り組むことができます。辛いことが起きたとしても、うまく対処することができるようになるのです。
スタッフは優しく丁寧に就労や復職のための支援を行いますが、時には厳しさを持って関わることもあります。
実社会では厳しい側面も多々あります。
そのような中でも継続して働くことができるように支援していきますので、かなり実践的な訓練だと言っていいでしょう。
まず一歩踏み出してみたいという方には利用していただきたい支援内容です。
まとめ~大田区で就労支援サービスを受けるなら
大田区で就労支援事業所の利用を検討しているのであれば、アクセルトライおおたにご相談ください。
うつ病は決して甘えや怠けによるものではありません。しかし症状がいつまでも良くならないと「このまま働けないのでは…」と気が焦ってしまうことも理解できます。
ただ周りと自分を比較して、気の焦りから無理したり我慢することは、さらに体調を崩してしまうことがありますので、決して良いことではありません。
働きたいけど働けない、働くことに不安を感じているという方であれば、一人で抱え込まずに、うまく復職支援サービスを利用することをおすすめします。
アクセルトライおおたでは安心して働けるように、個人に応じたプログラムの中で職業訓練に取り組むことができ、ご自身のペースで着実に進んでいくことができます。
不安や焦りを感じているようであれば、記事を参考にして、ぜひアクセルトライおおたにご相談ください。
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