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自立訓練(生活訓練)とは?どんな人が向いているの?

自立訓練(生活訓練)という障害福祉サービスをご存知でしょうか?

障害福祉というと、最近ですと障害のある方が一般企業への就職を目指すための訓練施設である就労移行支援や、働いて賃金をもらう就労継続支援B型、A型が世間で認知されるようになってきましたが、この自立訓練(生活訓練)というサービスはそれらと比べるとまだまだ認知度が低く、初めて聞くという方も多いのではないでしょうか?

ここでは自立訓練(生活訓練)というサービスの紹介をすると共に、どんな人が向いているか、どんなことをするのかをお伝えしたいと思います。

自立訓練(生活訓練)とは?

自立訓練(生活訓練)は、障害者総合支援法に定められた「指定障害福祉サービス」のひとつです。どんなサービス加一言でいうと「障害のある方が生活能力を向上させ、自立した日常生活を送れるようにする」事を目的とした福祉サービスになります。自立訓練にも2種類のサービスがあり、ひとつは身体機能のリハビリテーションを目指した「機能訓練」、もうひとつはここで紹介する「生活訓練」があります。リハビリと聞くと身体を動かせるようにする「機能訓練」の方がイメージは湧きやすいと思いますが、「生活訓練」は「生活のリハビリ」と思っていただくと良いでしょう。

リハビリは一般的に「基本的動作の回復を通して、日常生活活動の自立あるいは介助の軽減を図る」という事が定義されています。つまり「生活訓練」におけるリハビリとは、この定義にあてはめると「日中活動を通して食事、運動、睡眠といった健康維持の3要素を確立させ、日常生活活動の自立あるいは介助の軽減を図る」事になります。

「自立」と聞くと、「誰にも頼らず1人で生きていけるようになる」というイメージがあるかもしれません。しかし、それでいくと介助が必要な方は誰かに頼る事が不可欠のため、自立が不可能となってしまいますよね。「自立」というのは誰もが決まった型というものはなく、家庭環境や疾患の程度、また経済状況といった個々の事情によって大きく異なってきます。

例えば、仕事でいえば「定型的な仕事なら1人でこなす事ができるようなる」事が自立となる人がいるでしょうし、経済事情でいえば「親からお金をもらわなくても自分が稼いだお金で生活ができるようになる」事が自立という人もいるかもしれません。

このように「自立」ひとつとっても千差万別である事がわかりますよね。そこで自立訓練に話を戻すと、ここでは各自それぞれの「自立」がどんな事か考え、それに向かって試行錯誤しながら向かっていく事を目指した施設なのです。

自立訓練(生活訓練)とは自立訓練(生活訓練)とは、障害のある人が生活能力向上・維持のために必要な知識・能力を身につけるトレーニングを行うための通所型の障害福祉サービスです。 ...

自立訓練(生活訓練)はどんな人が向いているの?

まずは定義となる利用対象者のお話をすると、厚生労働省が定めている文章として「地域生活を営む上で、生活能力の維持・向上等のため、一定期間の訓練が必要な障害者」が対象となっています。具体的には「入所施設や病院を退所・退院した方」「特別支援学校を卒業された方」「継続した通院により症状が安定している方」の3つの段階にある方、年齢としては18~65歳が利用できる事となっています。(場合によっては18歳未満の方も利用できるケースがありますので、まずは相談をおすすめしています。)

その中で「障害者手帳をお持ちの方」「自立支援医療制度を利用されている方」「医師の診断書が出ている方」いずれかに当てはまる方が、市区町村から「障害福祉サービス受給者証」の交付を受ける事で利用できるようになります。

ここまでは制度の話ですが、実際にどんな方が利用されているか、またどんな方が相談に来られるかをお伝えしますと、「発達障害ベースでうつ病を発症して以来、引きこもって昼夜逆転生活となっており、働きたい気持ちはあるものの働ける程の体力も自信もない方」「もうすぐ特別支援学校を卒業するが、まだ進路が決まっていなく、学校自体も安定して通えていなかったため、学校の延長上から利用できて徐々に就職に向けて活動できるよう促していきたい生徒様」「会社をうつ病で休職してから自力で一旦元の職場に復帰したものの、またすぐにうつ病が再発してしまって再び休職となってしまい、次に復職しても失敗してしまうのではないかと不安に思っている会社員」「障害ゆえ働く事は難しいが、両親が亡くなってからの事を考え、将来的にグループホームで生活できるようになりたい方」といった状況にある方がいらっしゃいます。

それぞれ最終目標が就職、復職、1人暮らしと様々ですよね。そんな方々にとって、安定した日中活動ができるようになる事を目指した自立訓練(生活訓練)はぴったりであるといえます。

就労移行支援は目標が就職、復職と定まっていますが、自立訓練(生活訓練)は目標がそれぞれ異なり、また状態も就労移行支援を利用するには不安といった方がふさわしいという事もあり、ここが就労移行支援と自立訓練(生活訓練)との違いともいえます。

「自分には就労移行支援と自立訓練(生活訓練)とどっちが合ってるんだろう?」とお悩みの方は以下のチェックリストを参考にしてみてください。

1.将来何をしたいか自分でもよく分かっていない。
2.昼夜逆転生活で昼間はほぼ寝ている。
3.掃除や洗濯をはじめとした家事や食事の準備、片付けは親がやっている。
4.すぐにお金を使い切ってしまって貯金が全然ない。
5.服薬管理や病院の医師に自分の事を伝える事が難しい。
6.家族以外の人とはほとんど喋らない。
7.人とよくトラブルになる。
8.2年間で就職できるか不安。

いくつあてはまりましたでしょうか?絶対という事ではありませんが、目安としてあてはまった数が4つ以上であれば自立訓練(生活訓練)を、3つ以下であれば就労移行支援を検討されてみると良いかもしれません。それでも…と迷うのであれば、まずは間口の広い自立訓練(生活訓練)の事業所にご相談されてみる事をおすすめしています。

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