夏休みも終わり、いよいよ9月に入りましたね。まだまだ暑いですが、少しずつ秋の兆しを感じさせます。昨日の記事『自殺数最多と言われる夏休み明け、“不登校”は恥なのか?』でも取り上げましたように、今日9月1日は防災の日でありますが、同時に自殺数最多と言われる日でもあり、またうつ病が発症しやすい日でもあります。
9月は夏休み明けでしばらく社会的な生活から離れてしまっていた上に季節の変わり目で急激な温度変化に身体がついていけず心身ともに体調を崩しやすい時期です。夏休みボケからくる気だるさやうつ症状を5月病ならぬ『9月病』と呼びます。
子どもの自殺招く「9月病」 「うつ病」治療のTMSが値下がりで注目(J-CASTニュース)
http://www.j-cast.com/2016/08/31276553.html
この記事にもある通り、現実との距離が遠ければ遠いほど、ふだんの生活に戻れなくなるのは就労移行支援事業所に通う利用者にとっても同様です。精神疾患をお持ちの方は通所し始めの頃は特に体調が安定しないので疲れやすいです。
しかし、一時的なモチベーションの低下から休みがちになり、連続した休みが続いてしまうともう一度事業所に通うモチベーション自体がなくなってしまい、引きこもりの生活に逆戻りしてしまいます。
こうした方々は時期に限定はないのですが、特に今日9月1日から秋にかけては心身ともに不安定になりやすい時期なので、これまで以上に体調に気を配る必要があります。もしこれまで睡眠が安定しないようであれば睡眠の改善を図りましょう。
夕食を早めにすませ、寝る直前までスマホやゲームをする事を避けて寝床につく事を意識するだけでも違ってきます。寝付きが悪いようであれば安眠作用がある牛乳やバナナを摂るのも有効です。
また、休んでいる時は社会から隔離されているため、家庭という枠の中だけではまってしまい外に出る事に抵抗が強くなってしまいます。そうならないように事業所のスタッフとは積極的に連絡のとる事をおすすめします。そうする事で事業所へ通う事の楽しさを思い出し、再び通所する事へのモチベーションアップに繋がります。
9月病になりやすいこの時期、モチベーションを安定させるために是非取り組んでみてください。
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