うつ病を患っている方は睡眠に関する悩みが多いです。睡眠は翌日の体力を養うには不可欠な要素。しかし、就労移行支援事業所に通い始めた利用者は、朝起きても倦怠感が抜けずに通所をお休みしてしまうケースが多々起こり得ます。普通に仕事をしている人でも、徹夜後はろくに頭が回らず仕事にならなかったという覚えがある人が多いのではないでしょうか?睡眠が満足に取れていない事の辛さは殆どの方が知っている事だと思います。
うつ病による睡眠障害の割合は9割が不眠症。1割が過眠症と言われています。不眠症は「眠れない」、過眠症は「いくら寝ても眠気が治まらない」という状態です。いつも通りに寝ているのに翌朝になっても倦怠感が抜けないという方。もちろん疲れによる可能性も十分ありますが、精神的なストレスによる影響も考えてみたほうが良いでしょう。将来就労するにあたって睡眠のコントロールは大事です。翌朝の倦怠感が全然抜けないとか、昨晩寝付けなかったという状態が続く方は就職活動どころではありません。まずは病院で医師の診察を受け、生活リズムを整えるためのアドバイスを貰ったり、必要に応じて薬を処方してもらう必要があります。
「早く働きたい」と思う気持ちはとても分かります。ですが、睡眠に対する悩みが解決しない段階ではまだ就職活動するべきではないでしょう。医師のアドバイスに従って、うつ病の初期状態であればまずは沢山寝る事。それから段階的に起きてる時間を増やしていきましょう。しかしながら、この段階の移行で悪戦苦闘する方が多いです。寝すぎる事に慣れてしまい、夜に質の高い睡眠がとれなくなり翌朝には疲れが残ってしまっている状態が続きます。
そんな睡眠の解決に向けて運動を取り入れてみてください。無理にハードなトレーニングをする必要はありません。1日30分の散歩やヨガ等、ちょっとだけ頑張ってみれば十分続けられる運動が次第に睡眠の質を高めてくれます。もちろん辛いという日は無理せず休む事を心がけてください。無理のないちょっとだけの頑張りを意識して取り組んでいく事で、自分の生活リズムはコントロールできるようになってきます。
また、よく言われている手法ですが、朝日を浴びる事は一見地味ながら簡単に効果が出ます。何故効果が出ると言われているかと言うと、眠気を誘うメラトニンという成分が日中に浴びる光によって生成され、夜暗くなってくると分泌をするようになるという性質を持っているからなんですね。この性質を活用したうつ病・過眠症の治療として「光療法」というものもあるくらいです。これは太陽光に似た人工的な光を浴びる事でメラトニンを生成させる治療法です。光療法自体の更に詳細な仕組みについては是非検索して調べてみてください。
暗くなってくるとメラトニンが分泌されるという性質を聞いてピンときた方は多いのではないでしょうか?よく部屋の電気をつけていると寝付けないという事を聞きますよね?これはメラトニンが持つ性質ゆえに光によってその分泌が妨げられているからです。もちろん光は電子機器の画面からも出ています。特に近年問題視されているパソコンやスマホによるブルーライトというものですね。
もし、今あなたが「眠れない」という理由から真夜中にネットで検索してこのコラムを読んでいたとしたら伝えておきたい事があります。
今すぐこの画面を閉じて寝てください。
今このコラムを読んでいる事自体が睡眠の妨げになっています。ただ睡眠についての知識を得る事はできましたよね?というわけで早速実践してみてください。アクセルトライおおたでは就職準備に向けて取り組みだした方の生活リズムを整えるサポートから行ってますので、医師から就職に向けてのOKが出て動き出したものの、睡眠がまだ上手くコントロールできなくて悩んでいるという方は是非ご相談ください。
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