6月に入りいよいよ梅雨の季節。雨の日は古傷が傷んだり、コリが酷くなったり頭痛・耳鳴りがしたり様々な症状が現れてしまう方がいます。これは身体的な影響だけでなく精神的にも影響を及ぼすんですね。
雨の日になると気圧が低くなりますが、この気圧の変化によって自律神経を乱し、うつの状態が引き起こされやすくなると言われています。正式な病名ではないものの、こういった天気の変化によって体調不良を引き起こす病気を俗に「気象病」といいます。就労移行支援事業所においてこの気象病により体調を崩し、通所を休む方は多いです。
しかし、仕事では雨で体調が優れないからといって休むわけにはいきません。就労移行支援事業所で就労・復職に向けて体力をつくっていくためにはこの梅雨の時期を乗り越える術を身につける必要があります。
どう梅雨の時期を乗り越えるか?
まずは雨にしてもどういった時に体調を崩しやすいのか自分で把握しておきましょう。天気予報を見て、日々の天気・気温・気圧とその日の自分の体調をメモしておく事。当事業所のブログにおいて「日記をつけましょう」とよく言います。これは自分で自分の事を知るためなんです。医師に相談をしに行っても、医師は普段の自分の生活を見ているわけではありませんから診察時の患者の様子やヒアリングした事でしか判断ができません。医師に納得のいく診断をしてもらうためには日記は大変有効な手段です。
どういう時に体調を崩しやすいか見えてくると、同時に対処法も見えてきます。前日から急激に気温が下がった日に決まって症状が出るならば、週間天気予報をチェックした上で急激に気温が下がる日に厚手の上着を羽織っておくなどして体感の温度差を防いだり自分で色々工夫ができます。
また、日頃から適度に運動しておくのも自律神経の乱れを防ぐポイントです。特に就労移行支援事業所で本格的に就労・復職を意識した通所をしていきたいのなら、雨であまり体調が優れない日でも少しの時間でもいいから通所を目指してみましょう。スタッフに相談の上ですが、アクセルトライおおたでは極端な話たった10〜15分だけでもいいので通所を促す事もあります。「病は気から」という言葉があるように、1日ちょっとだけ気を引き締める時間を作る事で気力が湧いてきます。
体育会系的な発想ですが、結局のところ「気合」です。ちょっとした体調不良にも負けない「気合」を就労移行支援事業所に通所しながら養っていく事が就労・復職に向けて必要な事だと思っています。
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