就労定着支援とは、障害者総合支援法に定められた障害福祉サービスです。就職後７か月目から最大３年間通うことが出来ます。（※就職後7ヵ月目から就職後3年6ヵ月目まで利用可能です。）
障害のある方が就労先の労働環境や業務内容に順応し、長く働き続けられるように支援することが就労定着支援の目的です。具体的には、就職後に生じた課題（悩みやトラブル）に対して、就労定着支援員が障がい者本人と会社の間に入り、相談や助言など必要な支援をおこないます。
就労定着支援と就労移行支援の違い
就労移行支援は、一般企業への就労を目指す障害のある方のための障害福祉サービスです。一方、就労定着支援は「就職後のサポート」を目的とした障害福祉サービスです。就労定着支援では、就職後、不安や悩みが生じたときには就労定着支援員が解決をサポートし、働きやすい職場づくりができるよう会社とも連携をとります。就労定着支援の利用期間は１年ごとの更新で、最長３年間までサポートを受けられます。
利用対象の方
就労移行支援・就労継続支援・自立訓練・生活介護などの障害福祉サービスを利用して一般企業に就労した障害のある方が就労定着支援の対象です。また、就労移行支援事業所が就労定着支援事業所を兼ねているケースが多く、そのまま同じ事業所に支援を依頼するケースが一般的です。
※就労移行支援等を利用して就職した場合、異なる事業所の就労定着支援を受けることも可能
※就労定着支援の利用には障がい福祉サービス受給者証が必要
ご利用料金について
前年度の世帯所得に応じて変動
※就労移行支援と同様（自己負担は1割、残りの9割は自治体負担）
※就労先企業の負担はなし
具体的な支援内容
就労定着支援は、一般就労している障害のある方に対して、雇用に伴い生じる日常生活や社会生活上の課題解決に向けた支援を行います。具体的には、月1回以上のペースでご本人と面談を行います。
例えば、就職後は以下のような悩みや課題が生じるケースが多いです。
・仕事でたくさんのミスをしてしまいどう対処したらよいか分からない
・職場の上司とうまくコミュニケーションをとれない
・周囲の人の話が気になって業務に集中できない
上記の悩みに対して、就労定着支援員が本人や職場の上司らと面談を行い、悩みや課題を解決できるようサポートします。
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