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うつ病を受け入れ、毎日楽しく仕事をするためのヒント③〜人任せではなく助け合い〜

うつ病になってからしばらく休んで社会復帰すると、しばらく休んだ分、ブランクから今までのように仕事が上手くいかない事が多いかと思います。ここで良くないのは、上手くいかない分頑張って遅れを取り戻そうとして無理をしてしまい、症状が再発してしまう事です。

うつ病をお持ちの方は真面目で我慢強く、頑張り屋な傾向が強いです。自分では疲れてなんかいないと思い込みやすいですから、結果として限界に達したところで急激に体調を崩してしまいます。

私も以前、自分で知らず知らずのうちに無理をしてしまい、大きく体調を崩してしまった時期がありました。自分ではそんなつもりはなかったのに、同僚や先輩から「なんでそんなに真面目なの?」 「そこまで一生懸命になりすぎなくていいんだよ。」としょっちゅう心配されていました。こういう事って自分ではなかなか気づけないんですよね。

これまでの記事で「休む」というキーワードを多く使いましたが、やはり大事な事はいかにこの「休む」と上手く付き合えるかにかかってきます。

以前の記事『「うつ病は甘え」という言葉に耳を貸す必要なし』で「休むという行為は社会復帰に向けて大切な過程」と触れましたが、仕事においても同様で、仕事に当てはめると「休むという行為はパフォーマンスの高い仕事をするための大切な時間」と言えます。当然、休むとなるとその分誰かが仕事を代わりに請け負わなければなりませんし、その点では周囲に迷惑をかける事になります。

しかし、無理をして倒れてしまえば1日2日の休暇どころではなくなってしまいますし、会社としても大きな損失、自分自身でもキャリアに傷がついてしまいます。

だからこそ以前の記事『うつ病を受け入れ、毎日楽しく仕事をするためのヒント①』でも書いた「周囲に理解してもらう」、これを行った上で自分の仕事量の限界を上司と話し合っておきます。

「自分はここまでの仕事量だったらできますが、これ以上の仕事量は自分1人ではこなせないので、周囲にサポートをしていただきたいです。」こうやって予め線引きをしておく事で、自分にとって必要な仕事に集中できますし、周囲のサポートも得られ、チームワークが生まれます。また、ここでの限界は本当の限界値より若干下に置いておくと、精神的余裕があり、仕事に安定感が出ます。

うつ病の方の傾向として1人でやりたがる傾向も強いため、周囲のサポートを得る事に抵抗を覚える方も多いかと思います。ですが、ここでお話している事は決して「人任せ」ではなく、「助け合い」という点を理解しておいてください。

辛い時は頼れる方に甘える事。そしていつしか次第に自分が心の拠り所として甘えられる存在になってほしいと願っています。

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